macOS 標準の Spotlight と DigUp は、どちらも Mac 上のファイルを見つけるための検索ツールですが、検索できる内容と仕組みが異なります。README の FAQ に記載されているとおり、両者は並行して使用できます。
主な機能と検索対象の違い
Spotlight と DigUp では、ファイルを探す仕組みが異なります。
- Spotlight:ファイル名、ファイル内のテキスト、メタデータに基づいて検索します。
- DigUp:ファイル名やテキストの一致だけでなく、画像や動画に何が写っているか、音声や動画で何が話されているかを検索し、該当するページや再生位置を直接開きます。
DigUp では Google DeepMind の EmbeddingGemma 2(740M パラメータ)を使用し、画像、PDF、ドキュメント、録音、動画をひとつの共有ベクトル空間(768 次元)で扱います。
DigUp が提供する検索機能
DigUp には次のような機能があります。
- 内容の描写による検索:「zebra in a video」でシマウマが映る場面を開いたり、「where they talk about sleep」で睡眠について話している再生分にジャンプしたりできます。
- 完全一致の検索:請求書番号、エラーコード、名前などの正確な文字列も判定され、ファイル名や文書内のテキストに一致します。Mac ではスクリーンショット内の文字もテキスト認識で検索されます。
- PDF や長文ドキュメント:スキャンを含む PDF をページ単位で読み込み、最大 5,000 ページまで対応します。最初の 30 ページを優先して読み込み、残りはバックグラウンドで処理します。
- 音声と動画の再生位置:音声を 30 秒ごとの区切りで読み込み、該当する場面へジャンプします。Mac では動画が QuickTime Player や IINA でその瞬間から開きます。
- 多言語・言語横断検索:モデルは 100 以上の言語を理解し、英語の検索語句からベンガル語やアラビア語などのメモを探すことも可能です。
- 選択したフォルダのみをインデックス:ユーザーが指定したフォルダのみを読み込みます。隠しフォルダ(
.sshなど)、キー、パスワード、クラウド限定ファイル(iCloud Drive)は読み込みません。
詳しい操作方法については 使い方ガイド を確認してください。
動作要件と併用
Spotlight と DigUp は同時に使用しても問題ありません。Mac で DigUp を利用する場合の要件は以下のとおりです。
- 対応環境:Apple Silicon(M シリーズ)を搭載した macOS 14 以降の Mac が必要です。Intel プロセッサを搭載した Mac には対応していません。
- モデルのダウンロード:初回起動時に 865 MB のモデルを一度だけダウンロードします。アプリ本体のサイズは約 20 MB です。
- ショートカット:どのアプリからでも
⇧⌘Spaceを押すことで DigUp の検索パネルが開きます。
インストール手順については Mac 向けダウンロード手順 をご覧ください。