Windows版のDigUpは、2026年10月14日に公開されたバージョン 0.7.0-beta.1(ベータ版)として提供されています。Mac版と同じくGoogle DeepMindのEmbeddingGemma 2を活用し、PC内の写真、PDF、文書、音声、動画をまとめて検索できます。
インストーラーのファイル名は DigUp_0.7.0-beta.1_x64-setup.exe(約40.5 MB)です。動作には64ビット版のWindows 10またはWindows 11が必要です。管理者権限は不要で、現在のユーザー専用としてインストールされます。ファイルの完全性を確認したい場合は、コマンド プロンプトで certutil -hashfile DigUp_0.7.0-beta.1_x64-setup.exe SHA256 を実行してハッシュ値を比較できます。
インストール時の注意点
インストーラーにはまだ電子署名が付与されていません。そのため、実行時に「Windows によって PC が保護されました」というSmartScreen警告画面が表示される場合があります。その際は「詳細情報」(More info)をクリックし、「実行」(Run anyway)を選択してください。詳しい対処方法はWindowsでの未署名アプリ警告への対応でも解説しています。
基本操作と起動
- 検索パネルの表示: どのアプリを使っていても、ショートカットキー
Ctrl+Shift+Spaceで検索画面が開きます。 - タスクトレイ常駐: DigUpはタスクトレイ(通知領域)に常駐し、インデックス作成の進行状況の確認や一時停止、「Settings」画面の表示が可能です。
- ファイルを開く: PDFはEdge、Chrome、Firefox、Acrobat、SumatraPDFなどの対応ビューアーで該当ページが直接開きます。動画や音声はVLC、mpv、MPC-HCなどで該当の秒数から再生されます。
- 自動アップデート: インストーラー版は新しいバージョンを自身で更新します。
GPU(グラフィックス)と処理速度
DigUpはセットアップ時のテストで、プロセッサ(CPU)よりグラフィックス(GPU)のほうが高速かつ同じ結果が得られると判定した場合、Vulkan経由でGPUを使用します。GPUを使わずプロセッサのみで処理する場合、画像の読み込みに1枚あたり数秒(2017年のCore i5搭載ノートPCで約5秒)かかるため、大量の写真があるフォルダーの最初のインデックス作成には数時間かかることがあります。どちらが使われているかは、%LOCALAPPDATA%\com.abdurrahim.DigUp\logs\speed.log の最終行にある "device": "gpu" または "cpu" で確認できます。
Windows版の制限事項
Windows版はベータ版であり、Mac版と比べて運用実績が少ないため、予期せぬ動作が含まれる場合があります。問題が発生した場合は、GitHub Issuesへ報告してください。
また、現バージョンでは次の機能が未対応です。
- スクリーンショット内の文字読み取り(画像の内容自体での検索は可能です)
- 旧形式のWord(.doc)ファイル
- RAW形式の写真
- SVG形式の画像
OneDriveなどのクラウド上のみに保存されているファイルは自動ダウンロードされず、インデックス作成の対象外となります。