DigUpは、お使いのパソコン内にある写真、PDF、文書、音声、動画を、ファイル名だけでなくその内容や意味から探せる検索アプリです。モデルの初回ダウンロード(865 MB)と1日1回の更新確認(設定でオフ可能)を除き、検索処理やインデックス作成はすべてお使いの端末上で実行されます。アカウント登録や利用状況の追跡(テレメトリ)はありません。
意味と完全一致を組み合わせた検索
EmbeddingGemma 2(740M パラメータ)により、テキスト、画像、音声、動画が768 次元の共通ベクトル空間に配置されます。そのため、「a dog on the beach」という表現で海岸にいる犬の写真を検索したり、「the clause about pets in the lease」で賃貸契約書PDFの該当ページを表示したり、「where they talk about sleep」でポッドキャストの睡眠について話している再生位置へ直接ジャンプできます。
意味の照合に加えて、請求書番号、エラーコード、人名などの完全一致も考慮されます。Mac版ではスクリーンショット内の文字も読み取られます(WindowsおよびLinuxのベータ版ではスクリーンショット内の文字認識は現在未対応です)。
また、英語の検索語でベンガル語やアラビア語のメモを見つけるといった言語を跨いだ検索にも対応しています。詳細はDigUp の多言語検索と対応言語の仕様をご覧ください。
ローカルでの処理とデータの保護
DigUpが読み取るのは、ユーザーが指定したフォルダーのみです。インデックスはローカル端末上の単一のSQLiteファイルに保存され、ファイル内容が外部サーバーに送信されることはありません。
iCloud DriveやOneDriveなどのクラウド上にのみ存在するファイルは自動的にスキップされ、勝手にダウンロードされることはありません。また、パスワードファイル、秘密鍵、.sshなどの隠しフォルダー、キャッシュも読み取り対象外です。
プログラムのソースコード検索は個別にオプトインする形式になっており、設定で有効にするまでコードファイルは検索対象になりません。
対応環境と最初のインデックス作成
Mac版はmacOS 14以降を搭載したApple Silicon Macに対応しています(Intel Macは非対応です)。インストール手順についてはDigUp Mac版のダウンロードと使い方をご覧ください。64ビット版Windows 10/11およびLinux(Ubuntu 22.04、Debian 12、Mint 21以降)向けにはバージョン0.7.0-beta.1が提供されています。
最初のインデックス作成はフォルダー指定時に一度だけ行われます。Macでは数百ファイルであれば数分で完了します。WindowsやLinuxではグラフィックス(GPU)またはプロセッサでモデルを実行し、処理時間の事前見積もりが表示されます。初回作成が完了した後は、新しく追加されたファイルのみが数秒で検索可能になります。
日常的な検索方法やショートカットについてはDigUpの使い方、使用されているモデルの技術情報についてはEmbeddingGemma 2の仕組みと特徴を参照してください。